Ferrari328GTSのエンジンO/H


〇月X日 某高速道路でのできごとです。料金場でお金を払うべく速度を落とすと.をっ?
「チャカスカ、チャカスカ」と
背後から聞こえる変な音。 とほほ..いやな予感(T_T) 
でもまあ、
たいしたことは無いだろうとむりむり楽天的に考えつつも、信号待ちで
やたらにひびくチャカスカの音.....。子供達の「わぁ!Ferrariだぁ〜(^^)」の笑顔にも
ひきつった笑顔しか返せず、なんとか帰還。   

さて、しらべようかのぉ〜。  
まずは排気もれ。む〜う、漏れとらん。>バチバチ音
お次はサージタンクのバキューム。 むむっ!ちょいと異常。
となるとコマ飛びかバルブという事で、各シリンダの圧縮測定を。

をををぉ〜\(@@)/ な、七番がぁ〜〜 圧縮がない〜〜!!!

とほほ〜(ToT)しゃーない、ついでに他のメンテも出来るし、エンジン降ろそかのぉ〜

で、ひーこら言いながらエンジンを降ろし、ヘッドをはずしてみるとバルブが原因でした。
パーツの入荷までには時間があるのでオイルもれ、ゴミ等で汚れたエンジンの掃除
はずした部品のブラスト、燃料、冷却水路(動脈硬化)のチェックなどをすることに。
ホースの腐食があまりにもひどいので、水周りのホースも全部交換です。
ついでに、サーモの交換とウォーターポンプのO/Hも。

普段は覗けない内部を目の当たりにし、ますます愛着がわくと言うものです(^^)
あとはバルブのすりあわせクリアランス調整バルタイ、でいよいよボディーと合体です。
と..簡単にいくはずだったのですが、エンジンが降りている間に断熱対策ということで
エキパイ、電装品等に対策を..。あとは特注ホースの入荷を待つのみです。

がぁ、しかぁし(^^; ホースの納期でもめてキャンセルになり、EARL'Sのホースに変更。
ついでに、足回りのブッシュも新品にして、スプリング交換で車高も下げます。

あとはエンジンをのせるだけと思いきや、ここでOLFのD氏のエンジンから異音との知らせ。
原因はタイミングギアのベアリングで、なんと!このパーツ交換のためにエンジンを
おろさないと交換できないらしい。こりはぜひともついでの作業に加えます。ふふふ...
#良いこと聞いた(^^;;

がぁ、しかぁし(^^; リングナットをはずすツールが、どこの輸入工具店にもないのです。
しかたなしに、工具の制作から始まったベアリング交換作業でした。

〇月X日、ついにエンジンが載り、OIL、水関係等の最終チェックも終わりいよいよ始動。
火の入ったエンジンは調子良く回りはじめ、メカノイズも小さく排気音もバラツキの無い
連続音で、前後バンクのバランスの良さが感じられます。いよいよ最終セッティングと
思いきや、なんと!オイル漏れ! いくらお約束の個所とは言え、たまらんのぉ〜(ToT)

さらに、O/Hの約八ヶ月間でラジエターは乾燥し、オルタネーターもコンプレッサーも
きちんと作動するかが心配。一個所治っても、すぐに他の個所の不具合もありえます。

さて、今度は大丈夫ということで、試乗に出かけたのですが、突然後方から白煙がぁ!
調べるとまたオイル漏れ(ToT)。 結局もう一度カムをはずして、じっくり調べ対策を施して
こんどは絶対?だいじょうぶです。(^^;;;
#原因は未対策でしたら必ずもれるという構造上の原因でした。(がらぱん号だけかも?)

本来の姿に戻って一安心していると、以前から不満を持っていた排気音が気になり、
Tubiのマフラーを取り付けました。音はアイドリングではそう大きくありませんが、ひとたび
エンジンを吹かすと、なかなかしびれる良い音です。

一応ヘッドのO/Hはこれで終了しましたが、あとは乗りっぱなしという訳にはいかず
オイル、水管理などは随時気をつけなければいけません。
でも、苦節八ヶ月やっと復活してなによりです。よかった!よかった!(^o^)v

 その他のパーツ99/01/28                            とりあえず完(^^;   


        ひひひ..(^^;;               ウソのような本当の話99/02/23