from 2016-03-20


木工 自作 工作 手作り

自作障子、襖、ドアなど


この家が建てられた頃は何でもかんでも洋風が流行で、しかも寒冷地では洋風建築の方が防寒対策に有利だったこともあって、畳部屋が最初から無く、障子という物もない和風テイストがほとんど無い家でした。今でもそれは変わりませんが、年齢を重ねるにしたがい和風を取り入れたいと思うようになりました。

居間を畳にしたのもその一環ですが、思い立ってカーテンがかけらていた部分を全て障子にしました。とはいえ、都合良くサイズにきちんと合う障子など売っているわけもなく、全て自作になりました。

本当は材料も完全に乾燥した節のない杉などを使うのでしょうが、そんな技術はないので良い材料を使っても加工しきれません。そこで1x4や2x4をテーブルソーで挽き割り、それを桟にして、同じく1x4、2x4を挽き割った枠に組み込み、紙を貼って障子を作りました。案の定、詳細に見ればあちこち歪んだりサイズが狂っていたりひび割れがあったりしますが、詳細に見なければ十分立派な障子です。







特に居間の庭に面した全面ガラス戸は貴重な日差しを取り入れる場所で、本来の障子なら全面開放が出来ないので、アコーディオン式にしました。こんな障子は作り甲斐があります。結果として満足できる障子になりました。





また寒冷地の日差しを楽しむために作ってあったサンルームの窓もカーテンはいかにもそぐわないので、ここも全面障子にしました。敷居から取り付け、すっかり印象が変わり、満足しています。これは、元々のカーテンをかけただけの窓です。







全部の窓に敷居をつけ、障子をはめ込みました。





障子を開けたところです。側面の障子は跳ね上げ式です。





造る工程で、まず1x4をテーブルソーで細く挽き割り、桟を作ります。





桟にほぞ組用の切り込みを入れ、枠にはめ込んで作ってゆきます。



更に寝室の窓も障子を取り付けここも非常に落ち着いた感じになっています。サンルームと同じ感じですが、窓は一カ所です。

また、玄関から居間に通じるドアが古びて、もともと安っぽく気に入らなかったのですが、それも板戸のようなドアにし結構満足していますし、一部壊れて以来取り外してカーテンをかけていた襖なども作りこれも畳と相まって和風テイストを高めています。

こうなると欲が出て、天井灯などの傘も障子やあんどんのような雰囲気の物にしています。

大げさな改装をしなくても、障子や襖一つ付けるだけでずいぶん印象が変わるものです。このあと、玄関や外周りなど和風趣味に変えて、しかし元々の洋式と矛盾しないやり方で改修してゆくつもりです。


台所

古い家ですが、20年ほど前ですか、一応システムキッチンなる物を取り付けました。が、新品では美しく輝いていた棚や物入れのドアなどが黄ばみ汚れが落ちなくなりどう見てもみすぼらしくなっていたのが気になっていました。といって、機能的には全く不自由がないので、それらのドアを貼り替えることにしました。



リフォーム前のイメージです。本当は写真を撮っておけば良かったのですが、忘れたので、実はこれはイメージを再現すべく画像を加工した物です。




白く薄汚れていたドアを全て木目調のパネルに貼り替えました。これは、プリントなどではなく、ホームセンターで見つけた針葉樹合板で、一枚900円くらいだったと思います。荒い木目が気に入り、これをそのまま使って、油性のクリアニスで仕上げました。粗末な木目がいい感じで、密かに自分のセンスを誇りたくなりました。

なお、玄関の床のビニールタイルももうヒビだらけで汚くて掃除をしても駄目と思い、この針葉樹合板をフローリングのように使って貼り替えるつもりです。汚れた壁をすっかり貼り替えるのと同時期にやるつもりです。










サイト内目次




ホームへ戻る