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ハードディスク 300 GB 事件

それは、Linux から始まった。

私のマシン(Windows98)のハードディスクは最初6ギガバイトだった。特別手狭だったわけではないが、突然不足してもおかしくないサイズなので、増設することにした。そんなわけで、ヨドバシカメラ(新宿)で20ギガバイトばかし買ってきた。価格は2万とちょっと。買ったって言ってもポイントだけで足りちゃったんだけど。
で、ついでに6ギガの方には Linux を入れようということになった。

それは、これから始まる悪夢に比べたら、大した手間ではなかった。

私のマシンはハードディスクの増設が鬼大変だった。まず、側面パネルを開ける。今時のマシンなので、さすがに天井部分と一体にはなっていない。3.5インチのベイはフロントパネルもはずさないといかん、ということで、側面パネル反対側と 5 インチのドライブをはずす。さらに、DVD ハードウェアカードもはずす。でかくてハードディスク取り付け位置を邪魔しているのだ。そんなこんなでやっとハードディスクをくっつけられた。
ところで、そんなに面倒なら 5 インチのほうにつけたらいいじゃん、という意見もあるだろう。でも私のマシンには ATAPI MO があるので、そういうわけにはいかないのだった。

それは、とても順調であるかのように見えた。

買ってきたハードディスクには、ハードディスクユーティリティが付属していて、ディスクまるごとコピーとか、パーティションサイズ変更とかができてナイスだと思っていた。早速それを使って、まずドライブまるごとコピー。元のドライブと同じパーティション構成になるので、2G と 4G と 14G の空きになった。新しいパーティション構成は、システム用 2G、アプリケーション用 残り全部、特殊データ用(ナデシコCDROMイメージ用) 5G、自分データ用 2G と決めた。自分データ用は Linux からも見られるように 32 じゃない FAT にするために 2G。MO があるので、それほど困らない。で、パーティションをいじる。
20ギガの方をスレイブにしたままで、BIOS 側でブートデバイスを変更して両方にデータを残したまましばらく運用していた。正常に動いているので6ギガの方に Linux を入れる。初めてだったのでけっこう考えながらやっていったが、それほど時間はかからなかった。起動はどうしようかとなるのだが、Linux にマルチブートユーティリティが付属していたのでそれを使うこととした。

それは、姿を現した。

20ギガの方にマルチブートユーティリティを入れようとしたが、そいつにはパーティションが狂っていると言われてしまう。そこでディスクユーティリティを使ってパーティションを見てみると、やはりおかしい。そこでそのままもう一度パーティション操作をしてしまったのが一生の不覚。返って来なくなってしまった。

それは、強敵だった。

まず、起動しなかった。しかし運が良かったのか、セーフモードは起動した。すると、5G のハードディスクが Z までできていた。そのためバックアップをとろうにもハードディスクが Z まであるので MO が押し出されてしまい、何もできないという状態に。いくらなんでも フロッピーでバックアップするのは手間がかかりすぎる。
そこで、せっかくインストールした Linux ではあるが何も入っていなかったので、消して Windows98 を入れる。そしてバックアップをとり直してパーティション設定をし直し、ということで fdsik で変なパーティションを削除しようとすると、なんとこいつも返って来ない。これでは増設していないのと同じになってしまう。というか苦労した分だけ損してる。

それは、遂に撃退された。

しかし、手は残されていた。Linux の fdisk である。そしてうまくいった。それによると、5G のパーティションが 60 個もできていた。それを一つ一つ手作業で削除してやっとこ使えるようになった。


その後

20ギガの方に Windows98 を、6ギガの方に Linux をインストール。Linux のブートはフロッピーを使うことにした。
Linux の方はホームページ作成環境として使っている。使っているっていってる割に更新してねーぞという突っ込みはごもっともです。絵をかくのにも GIMP が使えて便利。
Windows の方はというと、DVD の再生ソフトがない、というトラブルが発生したが、そのほかは問題なかった。このトラブルはどういうことかというと、買ったときに一緒に DVD 再生ハードも買って、BTO だったからソフトもインストールされていた。で、再インストールしようと思ってもソフトがない。で、サポートセンターに問い合わせた。そしたらドライバのインストールのときに一緒にできるということだった。ソフトがないのにドライバだけインストールしても意味がないのでしていなかった。
そして今も元気に稼働している、と言いたいところだが、Windows98 はファイルが壊れまくっていた。修復したら 120 個とかいうとんでもない数のファイルを直していた。しかも再インストールしないと起動しないとか言われた。実はこのパーティションはサイズを 1G にして、上で出てきたディスクユーティリティでクラスタを小さくしていた。これが原因だろうか。

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