年賀状のこと。。。 | - 2019/12/09
- 私は子供の頃から文章を書いたり絵を描いたり、手紙を書いたりすることがとても好きだった。
最近、ここ十年ばかり? 長く入院して治る見込みが持てない夫宛に届く年賀状にとても悩まされていた。
いつも「お元気ですか?」とだけ書かれているその頂いた賀状に、「いいえ元気ではありません」とはなかなか書きづらく、 ついつい不義理にもお返事を書かずにいたが、必ずそういった方から、毎年「お元気ですか?」という言葉のみのお年賀状が届く。 新年早々あまり元気じゃありません等の内容のお返事も返せず、いつも、出せずじまいになって10年以上経っていた。
昔は版画で、家族全員の賀状を引き受け、100枚近くの木版画、多色刷りをしたり、楽しんで出していたものだったのに、最近はPCで簡単に済ませてしまい、
え?!こんなに簡単にできてしまうの?と思うくらい、何枚もの賀状が、 さーーっとできてしまう。
時代が変わったとはいえ、手作りのことが好きな私は、PCに代わってもできるだけ手作り感のある賀状を作ることを心掛けていた。
昨年は、母が亡くなったこともあり、お年賀状は喪中欠礼で終わらせ、母の残した写真をほぼデジタル化し、クラウドにアップしてバックアップも取った。 ついでに自分の子供の頃の写真もかなりスキャンしては、元の写真破棄し、 とっても場所をとっていた大きなアルバムが少しずつ減って行く。 この頃目指している、生活の簡素化、「シンプルライフ」に徐々に近づけつつある。
そうしているうちに、 なんだか私の中の何かが吹っ切れたような、そんな気持ちになり、
もう、年賀状はいいかな? 親しい方とはほぼネットでつながっているし、 いつでも連絡が取れる。 ペーパーレス化を徐々に徹底したい。 捨ててしまえばもう取り返しはつかないかもしれないけれど、 わかっていただける方に連絡を取り、年賀状を来年から失礼する旨を告げることにした。
いつの間にか、私だけではなく、 どの方の年賀状も、手作り版画や、手書きが無くなっていることにも、 こうしてじっくり見ながら考えていると気づいた
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