■ ISUZUDAS ■
/ / / / /な / / / / / /

なびふぁいぶ<NAVI5>
電子制御による多段変速機。一般にマニュアルトランスミッション(M/T)と呼ばれるミッションでは予め用意した多数のギアの組み合わせの中から人間が判断した最適なギア比を選んで動力を伝えている。また、ギアの組み合わせを円滑に行うためには人間がエンジン回転数と半クラッチの制御を行い、ギアのシンクロ機構がこれを機械的に緩衝している。
一方、オートマティックトランスミッションと呼ばれるミッションではエンジン側とタイヤ側をトルクコンバータという流体伝達装置で負荷やアクセルに応じて自動的に最適な動力を伝えている。
従来のA/Tでは大きな負荷に耐えられない。エンジン回転と加速が比例しない。流体による伝達ロスが大きく燃費が悪い。エンジンブレーキが効かない等の問題があったが、M/Tで難しいとされるクラッチがない事から格段に操作が楽とされ、普及している。
NAVI-5では従来のM/Tに用いられるトランスミッションを用いながらも、アクチュエータをマイコン制御する事により、クラッチ操作を排除し、操作を簡便にした。
NAVI-5は当初、有志でPF型ジェミニを用い開発されていたが、当時、開発中だったアスカに搭載された。後にはJT150型ジェミニ、ELF、バス等に搭載された。ちなみに筆者の近所の日立電鉄でも山間の新興住宅地用に数台導入されたが、既になくなっている。同じ様なものはバスを中心にFUSOのMMAT,日デのE-MATIC,HINOのEEドライブ等があった。
にしぼりっくさす<ニシボリックサス>
JT191,JT641型ジェミニ,JT221型ピアッツァ全車全グレードの後輪サスに仕組まれたアクティブステアリング機構。発明した西堀氏がその名の由来。日産のHICAS,プレリュードの4WS,マツダの???等、後輪へアクティブステアリングを装備した車が増えた時期があったが、ニシボリックサスもその一つ。
他メーカーが前輪と連動して後輪を逆位相-同位相へ切り替えるものだったのに対し、いすゞのそれは前輪と後輪は連動していなかった。ニシボリックサスでは車がカーブするとロールするという点に着目し、車がロールし始めると、後輪のサスの沈み込みに応じ後輪の舵角がコーナーの外方向に向かっていくという仕組だった。
ただし、この方式ではカーブでの段差やダートのストレート等でリア側がおかしな挙動を示すことから評価は悪かった。
にしぼりさん<西堀さん>
ニシボリックサスの親として有名。実際にはいすゞ歴々の様々なクルマの開発にかかわっている。また、ジェミニミーティング等にも顔を出す、いすゞファンな一面もある。
ねろ<ネロ>
ヤナセネットワークで販売されるいすゞ車に与えられるブランド名。 "NERO"と書く。実際にはJR型ピアッツァのNEROとJT型のPA-NEROが存在した。
「ヤナセに行くと、"いいものだけを、世界から"というキャッチコピ ーが目に入る。思わず納得してしまうのは私だけ?」(某NEROオーナー談)


ISUZUDAS

TOP