「最後の仕上げ?」(2005/06/05)
|
実は前日の夜、この子の引き取り手候補の方とお見合いをしておりました。 引き取られて行っても行かなくても、この日は残りの作業をやろうとしていたので、午後から作業開始。 と、作業を開始したら、引き取り確定の連絡が。。 |
スピードメータギアをまわす為の金具の切り欠きが傷んでいたのをタイヤ交換の時に発見していて、パーツは入手済みだったので交換する事に。 | |
私の経験では通常はホイール側と一体になっている事が多いと思うのだが、カワサキの、この車両は別ピースで交換可能となっている。画像のようにスナップリングで固定されている。 | |
ねっ、切り欠き部分が傷んでいるでしょ。機能的には問題は無かったが走っている最中に常に回っている部分なので交換しました。 | |
フロントフォークのオイルシールを固定しているリング。こちらも以前サビサビであることを発見してパーツは入手済みだったので交換。 上が古いもので、下が新品。やはり古いものは錆によって体積が増えて溝にがっちりと嵌まり込んで、ペンチで引きずり出さないと外れなかった。 |
|
先日交換したダストシールを丁寧に浮かせて、リングの交換。 | |
「GARAGEささを」で使用している、主力のグリス&潤滑財類。 それなりに良いものを使っております。 |
|
外装のポリッシュもやりました。やはり一皮剥くと綺麗ですね。 |
|
背中のラインに哀愁が漂う作業風景。 | |
外装を外してポリッシュ工程へ。 | |
その間、ワタシはリアキャリパの丸洗いへ。 ピストンが汚れてますねえ。 |
|
キャリパーの中身も洗浄します。画像は洗浄前。 | |
とりあえずピストンを集中的に洗った後。 リアのピストンにもポツポツと錆がありましたがリュータに柔らかい真鍮ブラシを付けて撫でてやりました。 |
|
リアキャリパー作業完了。 | |
ヘッド固定ナットが錆びてます。タンクが乗っかっていれば見えないところですけど、少なくともワタシは見てしまったので直します。 | |
新品パーツ。 12個全て交換します。 |
|
|
交換後。自己満足的なメンテだろうか? |
概ね作業は完了か?? | |
いやいや、チェーンの調整が残っていた。 リアタイヤの交換時にもチェーンの弛み調整はしていたんだが、ちょっと失敗で弛みを付け過ぎていた。 センタースタンドやメンテナンスジャッキでリアタイヤを浮かせてチェーンアジャストを行う場合は良いのだが、サイドスタンドで作業をする時に車体を安定させる為にギアをローに入れて作業する事が多いのだが、前回のチェーンアジャストはこれで失敗。 リアタイヤがフリーになっていないのでチェーンの下側で弛みを見ても、上側にも弛みが残ってしまい、トータルとして弛み過ぎとなってしまっていたので、今回再調整となりました。 前日お見合いで試乗もしてもらったが、この事を言わずにそのまま乗ってもらったが、この辺は乗りにくかったんじゃなかろうか? |
|
カワサキ独特の機構だが、チェーンのアジャスト機構としてはある意味楽なのだが、チェーンアジャストで車高が変わる、エキセントリック式というのは、良いのか悪いのかは分からない。 ただ、車高は下がる方向で調整したが、上がる方向でも同じチェーンの弛み量は調整できるが、、、イニシャルプリロードを変えずに2種類の車高を楽しめるから、オイシイ機構なのだろうか?? |
|
「GARAGEささお」に入庫した時にスイングアームの右側はサスから漏れたと思われるオイル染みが付いていたが、その周辺を洗車ブラシで洗車したら、画像のように塗装の一部が剥がれた。下地の黒い錆止め塗料が出てきただけで金属地肌ではないので、タッチアップすれば良いのだが、明るいシルバーの塗料が「GARAGEささお」には在庫が無かった。スズキの鼠色とも言われてしまう、ウオームシルバーメタリックなら有ったのだが、どう考えても色が合いそうにない。。 | |
この画像では分かりにくいというか、全く分からないのだが、エンブレムの下に良く見たら薄っすらと凹みがあった。 | |
ので、「ひっぱり君」で引っ張りました。 | |
今回は簡単!一回引っ張っただけで直りました(^_^)。 | |
タンクに張ってある注意シール。 オリジナルはボロボロになっていました。こんなのに拘る人もいないでしょうが、このゼファーは誰かに引き取ってもらう為に整備していたので(GARAGEささおは既にキャパを超える車両台数なので)、こういうものも、まじめに手配しておりました。 |
|
ポリッシュする時に、古いシールは剥がして、ポリッシュしました。 | |
新しい注意シール貼り付けました。位置が位置なだけにボロボロのシールじゃ気になりますものね。 | |
プラリペア登場。 | |
なぜかと言うと、本日外装を外していたら、左側エアークリーナーカバーのボスが1本折れているのを発見。いつものようにプラリペアの登場となったわけです。 | |
プラリペアはそんじょそこらの接着剤と違って、充分な強度が出るので、私は好きな材料です。 | |
今回もきっちりがっしりと折れたボスを治せました。 | |