こういう理由です
まずは 図1-1 を用意しましょう。
この盤面の状況は以下の通りです。
- 緑色領域は従来通り。4ブロック内部で4マスずつ矩形状に並んでいる。
- 青色領域は中を塗りつぶして5×5の矩形にしておく。
- さらに、2つの領域に接する位置に黄色領域も付け加える。
緑色領域は16マス、青色領域は25マスあることに注意してください。
まず、緑色+黄色 の領域に注目しましょう。
図1-2 の通り、これはヨコ4列を形成していますね。
だから、緑色+黄色 には 数字1〜9が4個ずつ 入ることがわかります。
当ページでは、これを単純に 数字が4セット入る と言うことにしましょう。
もちろん、9個の数字1〜9をひっくるめて「1セット」です。
というわけで、こうなりました。
- 緑色+黄色 = 数字4セット。
次は、青色+黄色 に注目します。
図1-3 の通り、これはタテ5列を形成しています。
だから、青色+黄色 には 数字が5セット入る ことになりますね。
というわけで、こうなりました。
ここでは、わざと5セットを 4+1 と分けておきましょう。
- 青色+黄色 = 数字4セット+数字1セット。
さぁ、緑色+黄色 と 青色+黄色 のメンバーが判明しました!
メンバーの内訳をもう一度。
- 緑色+黄色 = 数字4セット。
- 青色+黄色 = 数字4セット + 数字1セット。
式をちょいと変えると、
- 緑色 = (数字4セット - 黄色)。
- 青色 = (数字4セット - 黄色) + 数字1セット。
青色領域のメンバーは、緑色領域よりもちょうど1セット多い。
こういう結果になりました。
ちょいと試しに、具体的な盤面で確認してみましょう。
図1-4、緑色領域と青色領域のメンバーをそれぞれ数えてみると……、
数字 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
緑色領域 | 3個 | 2個 | 1個 | 4個 | 2個 | 0個 | 2個 | 1個 | 1個 |
青色領域 | 4個 | 3個 | 2個 | 5個 | 3個 | 1個 | 3個 | 2個 | 2個 |
おぉ!
どのメンバーも青色領域の方が1個だけ多い!
青色領域のメンバーは、緑色領域よりもちょうど1セット多いんですね。
ここまでわかると、結論まであと一息!
青色領域から中央ブロックをくり抜きましょう。
中央ブロックを抜き取ると、青色領域は数字を1セット失います。
ということは……?
緑色領域と青色領域のメンバーは完全一致する、ということになるんです。