1.理屈はナンプレの2国同盟と同じです
図1-1、青色タテ列に注目しましょう。
早速ですが、結論を言っちゃいます。
実は、マスAに数字が確定します。
- マスAに数字2が確定する。
理由は、青色列に2国同盟が発生するから。
マスAには1か2しか入りませんが、これから述べる論理展開によって1が却下されることになります。
2国同盟がどのように威力を発揮するのか、解説しましょう。
「2マス合計4」は唯一パターンですね。
1と3しか入らないという意味で「13」とメモしておきましょう。
すると、青色タテ列の2マスに「13」が現れました。
この青色2マスには1と3しか入らない。
今のところ、どちらのマスにどの数字が入るのかはわからない。
ただ、一方のマスに1が入ったとしたら、他方は自動的に3が入る。
一方のマスに3が入ったとしたら、他方は自動的に1が入る。
で、こういうことになるんです。
- 数字1と3は必ず「13」マスに入ることになる。
なんと、1と3が同盟を組んで「13」マスを占拠しちゃいました。
この占拠は非常に大きい!
前図1-2 のマスAに数字1が入ることはなくなったのだから。
というわけで、マスAには2が確定するんですね。
2.2国同盟から合計値へ
実は、2国同盟の数字は合計値にもうまく影響を与えます。
それを利用した解き方もあります。
今度は 図2-1 の青色ヨコ列に注目しましょう。
ここでも先に結論を。
- マスAに数字1が確定する。
2国同盟によって、青色列の合計値から突破口が開けます。
「2マス合計16」は唯一パターンです。
7と9しか入らないという意味で「79」とメモしましょう。
すると、青色ヨコ列に「79」が2つ出現!
2国同盟ができました。
この2国同盟により、青色列の合計値について何が言えるのか?
「79」の2マスには7と9しか入らない。
今のところ、どちらのマスにどの数字が入るのかはわからない。
しかし、必ず7と9が1個ずつ入るのだから、この2マスの合計は必ず16になる。
では、残り2マスの合計は……?
そうです。
- もちろん、合計は必ず4になる。
マスに数字が入っていなくても、同盟2マスの合計値は決まるんです。
だから、残りのマスの合計値も自動的に決まります。
後はもぅ簡単ですね。
合計値4&7の典型パターンで解決!
図2-1 の結論通り、マスAに数字1が確定しましたね😄
3.3国同盟も作ってみた
ここからは余談です。
2国同盟があるのなら、3国同盟だってあるだろう。
というわけで、3国同盟の問題をちょいと作ってみました。
図3-1。
もぅもぅ見ての通り、124だらけ😅
青色タテ列で3国同盟ができて、残り2マスの合計が16。
7と9が確定して、赤色タテ列で3国同盟が新たに発生!
……そんなシナリオを作ってみました。
一応この問題は解けますが、まったく軽やかには解けません😅
地道にゴリゴリ進む解き味です。
気が向いた時には相手してやってください😊
いや〜、作るの結構シンドかった😅
3国以上の同盟は大掛かりになるから、大きいサイズで作った方がいいかもしれないね😅
更新履歴
- 2024. 7.29.
- 新規公開。