暁星山岳部のあゆみ 年代
LT
CL
SL
 吉野興一先生　遠西敬二先生
生川友恒
五十嵐啓
遠藤良太　常陸悠介　日野淳　井波喬之　山田創　池田　松尾
●ルート
1日目 ―泡滝ダム―大鳥小屋泊　
2日目 ―以東小屋泊
3日目 ―狐穴小屋―寒江山―大朝日小屋泊　
4日目 ―大朝日岳ピストン―小朝日岳―古寺鉱泉泊
5日目 ―帰京
●感謝・感激・雨嵐　2001年3月20日　生川友恒
朝日連峰といえば雨が痛かった山、シュラフを濡らした山、参加者からそんな声が返ってくるだろう。たしかに東北まで行き毎日展望ゼロで縦走した山の印象はネガティブになるかもしれない。しかしこの合宿が教えてくれた経験は山岳部にとって大きなものだった。このような表現が部報にも書かれていたような気がする。
ヤマでは出来るだけ濡らさないことが前提である。しかしそれが守りきれないことも多々ある。理屈でなく一度体験すればそれがわかるだろう。
この縦走が悪天候にもかかわらず、続行できたのは体調を崩すメンバーが出なかったことであろう。当時の二年生がずぶ濡れのテントの中、風邪をひかなかったというのも立派な進歩であったと思う。大勢いたこの学年は入部以来、私にとっては大事な後輩であり指導にも熱が入った。今考えると、後輩を育てたということは同時に私も後輩から育てられたということであった。
朝日連峰は私にとってまた同期の五十嵐君にとっては現役最後の山行になった。「完全燃焼悔いは無し・永久に不滅」大朝日岳頂上では大粒の雨が手荒い引退セレモニーをしてくれた。その祝福と後輩諸氏、６年間お世話になった先生、そして良きバッテリーの相手五十嵐君、全ての思い出に感謝いっぱいのヤマであった。

←前年へ　　　　　次年へ→
●当サイトでは部歴掲載情報を募集しています
追加・修正・補完情報等がございましたら こちら までご連絡いただきますようお願いいたします【暁星山岳部OB会事務局】