暁星山岳部のあゆみ 年代
●私的山岳部考 2001年4月 平井宏
始まりは柔道部でした。
小学校の頃からひとりで講道館に通い柔道をしていた私は、成り行きで中学校柔道部に入部、そこで松林雄二郎先輩と出会うことになります。山岳部の新入部員が少なく廃部になりそうだという理由で転部した松林先輩を追う形で、私も全く未経験の「山を歩く」という世界に入っていきました。十代の男子にとって登山の道具は確かに魅力的なもので、山に登る前から何度も「サカイヤ」に出入りしたことを思い出します。勿論、最初の三ツ峠も私にはかなりシンドく、「なぜ山に登るのか」という疑問がしばらくは体のどこかにあったような気がします。
私が在籍していた三年間程は、どの年も高校生部員が二名しかいないという「冬の時代」ではありましたが、山の経験が豊富な2年後輩の福井・吉野などの入部で少しは山岳部らしい格好がつき、佐野・永田など後に山の猛者となる若手も加わり、何とか部を継続していくことができたようです。
OBの方々が暁星山岳部の山行に参加していただいていたのは、おそらく私たちの年代位までだと思います。
私がいまだにおつきあいいただいているOB諸氏とは、現役当時一緒に山に登ったことなどほとんどありませんが、始まりはやはり「在学中にお会いしたこと」だと思っております。
このOB会の手伝いをしていると当時より山が好きなのかもしれない自分がいるような気がします。
今度はいつどこの山頂に立つのでしょうか。
LT
CL
SL
平田浜造先生
平井宏
伊藤公仁
宮崎和則
福井篤
永田篤文

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