暁星山岳部のあゆみ 年代
写真
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松本光雄先生
松林公蔵
加藤賢朗
田代茂
金沢和巳
太田慶樹
肥沼俊夫
越中沢岳
●ルート
8月20日 上野駅出発(20時35分 急行黒部)― 8月21日 ―富山駅―千寿平―美女平―室堂―別山乗越―剣沢小屋 8月22日 剣岳往復 8月23日 停滞(台風) 8月24日 ―別山―雄山―浄土山―ザラ峠―五色ヶ原 8月25日 停滞(雨) 8月26日 ―鳶山―越中沢岳―スゴ小屋―間山 8月27日 ―薬師岳―山頂小屋 8月28日 ―太郎兵衛平―折立―有峰―小見―富山駅解散 8月29日 ―上野駅
●1967年 松林公蔵(部報より転載)
8月21日(晴)定刻に富山駅着。富山電鉄とバスを乗り継ぎ室堂まで入る。新入部員のバテが激しく、皆でハッパを掛け、やっとの思いで別山乗越まで荷を担ぎ上げる。剣沢までのダラダラ道がつらい。皆バテているので、早々に食事、ミーティングをして消灯。 8月22日(晴)一服剣で小休止、白馬・鹿島槍・五竜・鉢ノ木が朝日に映え渡っている。クサリ場で岩の感触を楽しみつつ頂上へ。五色・薬師が一望。帰路は剣御前経由。台風18号が明日正午ごろ中部山岳地帯を通過の予報で、明日は停滞とする。 8月23日(曇のち晴)台風は房総沖に抜けた。発熱し衰弱している松林と金沢は診察を受けに行った。肥沼氏の指導のもと雪渓で滑落停止の訓練をした。 8月24日(曇のち雨、風強し)別山で小休、ヤッケ着用許可。中食の温かいレモン湯で元気づいて雄山へ向かう。雄山にて金50円を取られ、御祓いを受ける。獅子岳山頂で2回目の中食。水汲みに行った田代・太田が雨でビショ濡れになる。 8月25日(雨のち晴)体力回復も兼ね停滞。午後には晴れ、後立山の山並、槍ヶ岳、剣が見える。 8月26日(晴)五色山荘を通過した頃日が出る。行動中に晴れたのは今日が初めてである。越中沢岳で昼食。間山のちょっとした鞍部をテント場にする、直ぐ設営にかかるも皆動作が緩慢である。 8月27日(雨、強風)3時半シトシト降る雨の中を黙々と出発。北薬師の中腹で小休。北薬師山頂を通過する頃は嵐となった。薬師本峰を通過し薬師小屋で着替えをさせてもらう。強風で雨も激しく、設営出来ないので、小屋に泊まることにする。夕刻17時頃より、ようやく晴れる。槍、穂高、薬師、乗鞍が雄姿を現す。ささやかなコンパを行って消灯。 8月28日(曇)薬師平を経て一気に太郎兵衛平に下る。広々とした湿原で穂高をバックに記念撮影。雨がパラつきだす。ギリギリでバスに間に合った。皆元気そうだが、やはり疲労は目立つ。富山駅で解散。

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