暁星山岳部のあゆみ 年代
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OB
中村眞吾
竹平稔夫 
猪野義夫
佐藤徹
中村泰徳
江川敬宣
庄司保
吉村惇
泉可彦
●ルート
槍ヶ岳・蝶ヶ岳 他
●合宿想い出の記 2001年1月27日 中村眞吾
二十一世紀、最初のOB会会合で思いがけなく部歴編纂委員から徳沢合宿の山行後記を書くよう指示があった。何しろほぼ半世紀前のことで手許には五葉の古ぼけた写真以外になんの資料、記録もなくどこの山に登ったのかも定かに覚えていない。そこでいささか私的な事を含めて当時の山岳同好会やそれとのかかわりを思い出してみたい。私のはじめての山行は前年の夏の雲取山だった。当時高三だった兄の同級生に連れていってもらったのだが、その縁で山岳同好会やOB会(暁峰)の存在を知り、次第に山の魅力にとりつかれていった。1952年、高一になってみると同好会には二年生不在だったが、暫くして中村泰徳、佐藤徹の両氏が入会、一年生は竹平、猪野の両君も参加した。夏の合宿には江川氏も参加したが三年生は部活を自粛ということで、一年ながら部歴の若干古い私がCLということになった。実質は大学生のOB庄司、吉村、泉の三氏にすべて指導していただいた。前述したとおり山行の中身についてはまるで記憶していないが、雨で火がなかなかつかず業を煮やしてペール缶のガソリンをかけたら、缶が爆発して火傷をしそこなったことや、泉先輩(当時日大芸術学部在学中)が商売道具のカメラを横尾に置き忘れ夕闇迫る中、徳沢から取って返し無事持ち帰ることができたことなど、山とは直接無関係のことが懐かしく思い出される。この山行を共にした方々には故人となった方、消息不明、或いは全く付き合いのなくなった方もおられるが、私にとってはその後の山とのかかわりや暁星山岳部との長い付き合いの原点となった合宿だった。

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