328のエンジンを降ろしたところです
今回のメニューは全バラにして
ピストンリング、親子のメタルその他
各部のクリアランス測定から調整、重量合わせ
バランス取りなどで、
俗に言うフルオーバーホールてやつです
フューエルデスビの洗浄
けっこう汚れてました
クーラーコンプレッサーのメンテ(JPN仕様)
オイルが入ってますが、少しずつ漏れていると
最後には焼きついてご臨終になります


EUのサンデンはこちら
ミッションですが
二速が渋かったので調整いたします
クランクシャフト検査
公差を外れている時は肉盛りして調整いたします
ライナーの状態チェック
ピストン頭の掃除
歪取りの最小面研です
バルブガイドも純正より良い材質で
新規製作し、耐久性、信頼性をUPさせます
さらに懐にもやさしく(^^;

INとOUTのガイドは一発で各2本使用されていますが
合わせて約6万円

八発なので純正パーツ代だけで48万円(@@)


しかし新規製作なので超丸秘価格で(^^;

4〜5万キロ走行車はそろそろガタの出てくる時期です
合い口隙間測定、その他もろもろ
メタルガスケットの制作
厚みは調整可能です
シムは5/100から五倍の1/100以下まで寸法を詰めます
これによりさらにバランスの良いエンジンを目指します
フライスでシムを削っているところです
電磁チャックでばっちり貼り付けて削ります
クロモリにてヘッドのスタッドボルトを制作
純正10,500円/本で20本必要なので
これまた新規製作(^^;
シム加工の後に組み込んで測定すると
前回の計測値とは違うことがありますので
再加工をして数値をあわせます

バルブタイミングの設定です
EUとJPNでは少しタイミングが違います
前バンクにカムカバーが取り付きました
こちらは後ろバンク
だいぶ出来上がってきまして
あとはボディー次第では積み込みになります
この後けっこうアクロバチックな姿勢で
積み込んでいきます
補機類をガンガン取り付けていきます
下地にブラストしてますので塗装面に
ボルトやナットを締め付けても
パリッとはがれにくいようです
最終チェックの後にガソリン、油などを入れて
いよいよ始動です
アイドリングも安定しているし
O/Hすると気持ちの良いエンジンになります

後は走行してから各部のチェック、調整で
完成になります


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