328GTBのエンジンO/Hです
画的にはあまり変わり映えしませんが(^^;

  今回はこのエンジンです 

   補記類を外して、、、
   つり上げます
  エンジン降ろしに使用した工具
普通の工具類でOK
あとはインパクトくらいです 
   
   

            4,  3,  2,  1番

            8,  7,  6,  5番

  オイルパン この部分の補修は初めてです
 
       ヘリっているのですがイカレてました

 
ユニットの下半分なのですがとても綺麗で
清掃は不要な感じでした。

ただ、溜めマスにタールが少量あり
それが気になります
   
  こちらはミッション 
ヘリサートかませるか山部をロングにするか
いずれかでOKなんですが、たいていはナメる寸前

     
マグネットは漏れたオイルで汚れ、面も荒れていました。ベアリングも悪かったので交換。コンブオイルはスカスカでした。
   
R-12用のメカシール ここには二つのOリングがあり寿命が来るとシャフトから漏れてきます

  面研が終わったヘッド
バルブを組んでいよいよタペ調です

   測定、調整で
たまには頭の体操もいいかもしれません(^^;
   
  ヘッドを乗せてミッションと合体
せっかくなので軽量フライホイルとカーボンクラッチを(^^;

   
  これでエンジンはOK、あとはマウントを取り付けて
いよいよ搭載いたします

 
 ゴッツンガッツン、ガリガリとぶつけて傷だらけになりながら
エンジンを降ろしていきます
 屋根がおもいっきしヘコミましたが無事に搭載完了

  補記類を取り付け、水、油を入れて試走いたします

マウントやクラッチ板を交換していますので
シフトレバー、クラッチワイヤーの
調整等が決まればOK。

 

画をとり忘れましたがインマニは研磨(機械加工)してましたので、これは87年3月シリンダーヘッドですが
時期的にも86金に絡んだ個体かもしれません。

エンジンは始動、吹きあがりともバツグンに良く、とてもスムーズなエンジンになりました。
溜まったカーボンを掃除して各クリアランスを揃えて、各気筒それぞれのタイミングを合わせることで
無理な力の引き合いが無くなりますのでバランスが良くなり軽く回る感じです

と言う事で、たまにはO/Hをいたしましょう(^^;