がらぱん1号のクーラーコンプレッサーはセイコー精機製が取り付けてあります。
この製品は非常に性能がよく、一般に言われるロータリーコンプの中でも
とりわけ本物?のロータリーだそうです。がしかし、、がらぱん号もしくは911との
相性が悪く、長くて3年に一度はOリングが悪くなりガスが吹きだしてしまいます。
標準ではOリングの材質はNBRのようですので
今回はそれをシリコンに交換してみます

外したコンプの型番は SS170PSV3
クラッチ面が荒れている事もありますので
ついでに面研をしておきます
フロントカバーのセンターに
見えるのがメカニカルシールのアウター側です
この状態で押しこんでいけば抜けます
メカシールのアウター(左)とインナー(右)
アウター側に付いていたOリング
こんなにボロボロでしたら、当然ガスは
吹き出ますね。
インナー側をばらしたところ
左から二つ目のOリングを交換
ここは損傷はしてないようですが
ついでです
交換したOリングは全部で四つ
オレンジ色のリングで材質はシリコンです


型番はJISで
G-30(ケースとフロントカバー用)
G-25(メカシールアウター用)
W-1516-11(メカシールインナー用)
S-30(中央に見えるシャフト用)
ケースとカバーを取り付けるさいのボルトの
トルクは2〜2.5kg/m(メーカー指定)
M8のキャップボルト四本です
シムで調整してマグネットクラッチの
クリアランスを調整します
クリアランスは0.3〜0.7mm
ポートの配管部のリングも交換
型番はJASO-1014