My audio system

私とオーディオ

山本拓司

真空管アンプをはじめたわけ


 オーディオとは、じつに摩訶不思議なことが起こる世界です。
 たとえば、スピーカーコードの銘柄をかえるだけで音がかわります。
 いや、いままでアンプにつないであった方を、スピーカーにつないで、方向を逆にするだけでも、音が歴然と変わったり、アンプやスピーカーの上に重りを置くだけでも、音が変わります。
 この、なにかをすれば音が変わる、という事実に気づくともうたいへん、オーディオマニアへの扉が開いたようなものです。
 私もはじめは、メーカー製のアンプを使っていたのですが、スピーカーケーブルなどを交換するだけではあきたらず、「ちょっとアンプの中の線を換えてみよう」と思いたったのが間違いのもと、いや、すばらしき世界への一歩となりました。
 メーカー製品は製作コストの関係で、音色に重要な箇所も簡単な工作ですませてあることが多々ありますので、そういうところにちょっと手を入れると、音が激変します。まるで値段が3倍くらい違うアンプと同じような音色になったように聞こえます。しかも、改造すればするほどよくなるのです。
 私の場合、このような改造は、改造しそこねて、アンプから煙が上がるまで続きました。
 さて、アンプが壊れたので、次のアンプを探すことになったのですが、メーカー製は中を覗いて失望したので、自作することにしました。
 FETアンプを計画していたのですが、ふと旅先で立ち寄り、耳にした佐久間アンプに一目ぼれ、一気にのめり込んでしまいました。
 アンプ製作にもお金がかかりますが、私の場合、非常に早い時期に自分の好きな音に出会えたので、スピーカーを買いなおしたり、といったたいていのオーディオファンがたどる無駄な出費もなくラッキーだっとと思っています。




私のシステム


私はおもに、クラシック(おもにJ.S.Bachの器楽曲など)とジャズを主体に聴きますので、システムもそれに合わせて作ってあります。
現在のシステムは、佐久間流のモノラルで、LPをおもに聴いています。
CDはだめかと、というとそうでもなく、ただ、LPのコレクションが多いので、とくにCDを聴くこともないということです。