アース母線の処理



アース母線を使った配線の説明です。
例として、MJ「無線と実験」1980年5月号発表の801Aドライブ801Aプッシュプルイコライザーアンプです。

まず、アースを「信号系」と「電源系」の2系統にわけて処理します。
回路図のアースで「赤」が「信号系」、「緑」が「電源系」です。



実際の配線では、電解コンデンサーのアース側などですが、こういったものを、3ミリくらいの銅線、またはスズメッキ線にハンダ付けします。



すべての部品のアース側をアース母線にハンダ付けしたあとで、
信号系は、入力端子の近くで、
電源系は、電源トランスの近くでシャーシに落とします。
なお、信号系の端には必ずスピーカー端子のマイナス側がきます。

このようにすべてのアースはいったんアース母線へ落とすのですが、唯一の例外は初段に5691などの傍熱管を使ったときです。
5691のヒーターのマイナス側は、近くのアース母線に落とすのではなく、スピーカー端子のマイナス側に落とします。


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